研修のテーマとして『地方公共団体における防災対策』(北海道千歳市)、『議会改革・議会活性化の取組について』(北海道南幌(なんぽろ)町」、『スポーツを核とした街づくりについて』(北海道北広島市)を研修しました。
千歳市では、平成26年の大雨被害、平成30年に胆振(いぶり)東部地震の被害に遭われており、自治会を中心とした自主防災組織が形成され、今回訪問した防災学習センター「そなえーる」において、災害の想定訓練が行われているとのことでした。
南幌町は、人口が約8,000人で議員定数が11人ということで、小規模な自治体ですが、住民との対話の場として「議会報告会」や「議会提言者会議」、「議員しゃべり場」など住民との対話を重視された取り組みを行われていました。
また「議会まちづくり特別委員会」では、現状の分析や今後の在り方などを話し合う総合的な委員会として、毎月1回開催されており、非常に活発に活動されている状況をお聞きしました。
北広島市は、プロ野球の球団である日本ハムファイターズが本拠地とする「エスコンフィールドHOKKAIDO」を中心として、自治体と民間が協働で「ボールパーク構想」を掲げられ、活気のある街づくりが展開されていました。
本拠地がある北広島市だけでなく周辺自治体も巻き込んだ取り組みをされており、市の人口が6万人弱に対して、プロ野球の試合が開催される日は約3万人が訪れるということで、民間を活用した街づくりの成功事例を研修することができました。
今回の研修で学んだことを長崎県に持ち帰り、県内8町の議会がそれぞれにおいて生かしていきながらお互いの議会力を高めていきたいと思います。