1563・永禄6年一族殆ど戦死した紫加田美濃守の館の下方に当時の馬場の跡と云われる平坦な畑地(約700坪位)がある。
その馬場跡の東端に古色滄然とした椎の木があって永禄当時の戦いを一部始終観戦したものと思われ、土地の人はこの木を御神木として大切にしている。戦いの時の戦死者の血をも吸いあげて成長したものと思われる。
幹まわり6メートル余り、樹高20メートル余り、樹齢は定かでないが、おそらく700~800年以上のものと推定され、北松一帯でも最大の巨木である。
この御神木の前に黒髪神社があり、紫加田一族の靈を祀っている。